マナーズ&コミュニケーション 佐藤薫子ホームページ
第5回 2002. 7. 18

文・写真/「優しい食卓」出版部編集長 池田智泰

 
■4日目■(6月13日 木曜日)〔くもり〕
 朝7時、自由の女神を見に行く希望者5人ホテルのフロントに集まりました。外に出ます。ちょっと肌寒いくらいの天気です。ツアーの集合場所、ヒルトンホテルオカダヤの前に着きましたが誰もいません。約束の7時30分になっても来ないので、ツアー主催の旅行会社に電話しましたがかかりません。そんな時「すみません、遅くなって」と飛び込むようにやってきましたのは、今日のガイド水本さんです。「交通でトラブルがあって、でもこんなハプニングはニューヨークでは日常なんですよ」という。
 
自由の女神

上陸して間近に見る
自由の女神
 水本さんの案内で地下鉄に乗り、30分弱でバッテリパークに着きました。フェリー乗り場があります。時間が早く一番乗りです。ニューヨーク港の防衛のために1812年に築かれたクリントン砦が目の前にあります。先生に引率された小学校高学年と思われる子供たちが私たちの後ろに並びました。昨年9月のあのテロ事件以来、自由の女神に行く人たちへの警戒は厳しく、にわか作りの建物の中でセキュリティチェックを受け、待合室に並びました。観光客はだんだん多くなり100人近くになっています。
船から見る自由の女神

リバティ島から見るマンハッタン島
 女性の係官が壇上に立ってこれからのコースなどについて、抑揚のある流暢な英語で説明し始めました。その説明に観光客も巻き込みます。説明の中に問を入れます。係官が質問すると一斉に答えが返ってきます。それが何度か繰り返され、会場が盛り上がっていきます。係官が壇上を降りた後、ガイドの水本さん、「アメリカは参加型なんですよ。学校でもそうです。日本人ってじっと聞くほうでしょう。じっと何も言わないで聞いていると、あなた何か言うことないの、って私も随分と言われました。最近はだいぶ慣れましたが」と言われました。
 いよいよ乗船です。最前列ですから、水本さんが言われた「一番よく見えるところ」2階席の前右側に席をとりました。さあ、出航です。自由の女神が立つリバティ島には15分くらいで行きます。自由の女神は、アメリカの独立100周年を記念して、フランスから贈られたものということです。ねずみ色のどんよりとした曇り空を背景にしだいに大きく見えてくる女神像ですが、なんだか輪郭がはっきりしません。舳先に立って見ます。横顔から正面に移り、やがて船はリバティ島に着きました。
 小さな島に大きな女神(像の高さ46.50m)がトーチを右手に掲げて立っています。テロの標的になっているとのことで、現在内部には入れません。マンハッタンのビル群が見えます。かつてあったツインタワーの写真が貼ってあり、目の前の景と見比べ暗然たる思いです。女神を中心にして、島を一巡りします。10分ぐらいしかかかりません。お土産を少し買いリバティ島を後にしました。

エリス島の移民博物館を背景に
 船はエリス島にしばし寄りました。移民博物館があります。1892年〜1954年まで移民の入国検査が行われていた所です。新しい国に夢をかけて60年間余りに約1200万人の移民がこの島にたどり着き、アメリカの各地に旅立っていったとのことです。自由の国アメリカを象徴する所でもあります。
 マンハッタン島に戻り、地下鉄に乗りました。私たちはバラバラに座っていました。突然ギターを持った中年の男性が、電車の中央に出て歌い始めました。ラテン音楽でしょうか。とても上手です。電車が止まりました。降りる人何人かが小銭をあげていました。駅を出てヒルトンホテルの集合場所に戻り、ガイドの水本さんと別れました。

 
セントラルパーク
 午後は自由行動となり、私はまだ足を踏み入れていないセントラルパークに1人で行くことにしました。南北約4km、東西約800m、面積340ha(ヘクタール)の広大な公園はニューヨーク最大のオアシスです。観光用の馬車が沢山あり、勧誘されましたが乗らず、パークの南端から樹木の中を歩いていくと動物園です。アシカショーをやっていました。更に行くと広場があり、何組かがソフトボールを楽しんでいました。さすが野球の国皆とても上手です。子供たちもデーターをつけたりして共に楽しんでいました。
 更に歩いて奥に行きました。樹木の緑が実に気持ちが良いです。人はまばらで1人2人と歩いているのを見かけます。ちょっとした丘の坂のところでアベックが仲良くしていました。池も見えてきました。ぐるりと回ってベセスダ噴水のところにでます。道の端に脇目もふらず、立って熱心に話し合っている二人の男性がいました。2時間ほど歩き、途中街路に出て、番地を数えながらホテルに帰りました。

セントラルパークの池から見た景

セントラルパークの観光馬車

ベセスダ噴水
 
Farewell Dinner

ディナーの前に
 ニューヨーク最後の夜です。7時、フロントにお客様がきておられます。シモンチェリー先生、読売アメリカ社編集長の吉沢さんと同社マネージャーの利根川さんです。ドレスアップした皆さんも集まっています。今夕はこのホテルのレストランQ56でフェアウェルディナーです。
 レストランの奥に、細長い英米式のディナーテーブルがセッテングされています。両端にホスト、ホステスが座ります。ホステス役は佐藤先生、ホスト役は私です。私の右側にシモンチェリー先生、左側に利根川さん。佐藤先生の右側には吉沢さんが着席しました。

フェアウェルディナー
 まずメニューを選びます。係りの男性が一人一人丁寧に聞いてくれます。飲み物もたのみます。佐藤先生、私、シモンチェリー先生、吉沢編集長、利根川さんと挨拶をしました。さぁ、食事です。私はシモンチェリー先生、利根川さんと話が弾み、とても楽しいひと時を過ごしました。白ワイン、赤ワインも堪能しました。
当日のメニューを原文のままここに掲載いたします。
Q56 restaurant & cocktails
June 13, 2002

APPETIZER(choose one)
Three Salmon Tartare
wasabi tobiko, lotus chips, avocado puree & creme fraiche
or
Florida Rock Shrimp Ceviche
lemon juice, cilantro, tomato, red chilies
or
Grilled Calamari Salad
carrot, fennel, green olives, lemon vinaigrette

SALAD(choose one)
Organic Field Greens
endive, sherry-shallot vinaigrette
or
Grilled Asparagus Salad
goat cheese, roasted beets, blood orange vinaigrette

ENTREE(choose one)
Banana Leaf Wrapped Red Snapper
sweet plantain, leeks, carrot, tomatillo sauce
or
Pan Seared Scallops
miso whipped potato, bok choy, ginger-red pepper sauce
or
Roasted Free Range Chicken
grilled rosemary sauce, corn bread pudding, fava bean and morel
or
Marinated Grilled Rib Eye
roasted new potatoes and fennel, sauce au poivre

DESSERT(choose one)
Classic Molten Chocolate Cake
w/Confucius crunch ice cream
or
Mango Carrot Cake
w/coconut anglaise
or
Classic Creme Brulee
w/almond tuile
※掲載写真は、私(池田編集長)が選んだメニューです。
終わって記念写真を撮り、3人のお客様をお送りしました。名残惜しいようなニューヨークの夜です。

お別れの記念写真
(右から佐藤先生、利根川マネージャー、吉沢編集長、ホテルのテーブル担当、シモンチェリー先生、ホテルのチーフ)
 
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