マナーズ&コミュニケーション 佐藤薫子ホームページ
第3回 2002. 7. 4

文・写真/「優しい食卓」出版部編集長 池田智泰
 
■2日目■(6月11日 火曜日)〔くもり〕
 時差ぼけなのか、疲れているのによく眠れぬ夜でした。8時一階     ホテルにて朝食    
のホテルフロントに集合。昨日具合の悪かったAさん、元気な顔を見せています。もう大丈夫とのことで皆ひと安心です。朝食はホテルのレストランでバイキング方式です。バラエティーに富んでいたし、おいしかったのですが、少々高めだったので翌朝からはホテルの外で食べることにしました。
 9時30分、再びフロントに集合しました。ニューヨーク在住の佐藤先生のお友達、辰馬恵子さんがいらっしゃっています。辰馬さんのご好意で今日の午前はショップを案内していただくことになっています。さあ、どこに行きたいですか、と辰馬さん。銀食器を見たい、クロスの良いのを、お土産にネクタイをと声がかかります。とにかく出よう、ホテルを出ました。
 少し歩くと有名ブランドショップがずらりと並んでいます。お店は10時ごろ開店で閉店は午後6時前後とのことです。お店に入って見ます。高級アクセサリーはショーケースに入っていて値段がほとんど隠されています。一軒目で買い物をする人もいて、時間がかかります。三軒目のデパートに入ったのが11時ごろです。私と佐藤先生と八木さんは次に行くところが有り、あわただしく皆さんと別れ、ニューヨークの雑踏の中を足早に歩きだしました。

 
〜シモンチェリー先生を訪ねる〜

シモンチェリー先生と生徒さん
 シモンチェリー先生の所に11時30分にお訪ねする約束なのです。歩いて10分ほどで読売・日本テレビ文化センターの協力教室である、日本クラブカルチャー教室に着きました。その一室に12人の生徒さんに囲まれたシモンチェリー先生がおられ、丁度フラワーアレンジが出来上がったところでした。
 シモンチェリー先生はニューヨークに住んで30年余になるそうです。インテリアデザイン学校を卒業後、専門学校で教えたりしていましたが、そのうちニューヨークの大手パーティー会社に入り、パーティーや結婚式のトータルデザイナーとして活躍。1991年より現在のニューヨーク読売・日本テレビ文化センターでフラワーデザイン&テーブルデコレーションの講師をしておられます。佐藤先生はニューヨーク滞在中シモンチェリー教室の第一期生として学ばれたとのことです。
「リビング・カラー」生きている色を中心としたデザインをテーマとされておられるシモンチェリー先生には、写真撮影後お話を伺いましたが、その詳細については「優しい食卓」VOL.16(9月発売)に掲載いたします。お話の中から一つだけご紹介いたします。
 先生の教えるニューヨークデザインのお話がありました。その特徴はエレガンス、ゴージャス、自由なデザインの三つということです。尚先生は今年の8月と11月に日本に来る予定とのことでした。
 午後の授業が始まるということで、先生とお別れし、ホテルに戻りました。14時30分ホテルのフロントに全員集合、外にでます。トランプタワーのまばゆいばかりの輝きを横に見ながら、歩いて7,8分のセント・レジスホテルに入りました。1904年完成の芸術的な外観を持つ優雅な高級ホテルです。

 

お話をされるシモンチェリー先生
〜アフタヌーンティー〜

アフタヌーンティをいただく
一階のティールームに入ります。予約していたセッテングと少し違っていましたが、辰馬さんも含めて12人、2つのテーブルに着きました。建物は荘重で、天井近くの壁に絵が飾られています。
 紅茶またはコーヒーをそれぞれ注文します。サンドイッチ、クッキー等が載った銀の三段重ねのプレート台が出てきました。その美しさに嘆声があがりました。この有名なセント・レジスホテルのティールームの写真撮影はめったに許可されないそうですが、今回佐藤先生が事前に許可を取ってくださいました。撮影はとても重要な役目でした。
 アフターヌーンティーのマナー等については、佐藤先生の著書「マナーズブック」(優しい食卓出版部刊)に詳しく載っております。そのマナーに沿ってニューヨークのひと時を和やかに過ごしました。皆さん大変満足されたようです。
 一寸話を変えます。今回の旅行には、佐藤先生の師、ギュンターH・リヒター氏にお世話になりました。ギュンターH・リヒター氏はホテルスイソテル・ドレイクの支配人を務めておられました。その関係もあり、スイソテル・ドレイクにお世話になることになったわけですが、5月に急にこのセント・レジスホテルに移ることに決まったとのことです。そのセント・レジスでこうしてお茶を飲んでいるのは、偶然とはいえ不思議な気がします。プロトコール・エチケットの第一人者ギュンターH・リヒター氏はどんなに素晴らしい方なのだろう。お会いする前から、私は緊張していましたが、現在ヨーロッパに出かけておられ、お会いできないのがとても残念でした。
 アフターヌーンティーを充分楽しんだあと、記念撮影をし、セント・レジスを出ました。あちこちお店を覗きながらホテルに戻りました。

 

記念撮影
〜ミュージカルを楽しむ〜

42nd STREETの看板

夜のブロードウェイ
その夜8時からミュージカルを見ました。ブロードウェイのフォードセンター劇場でその名も「42nd STREET」。タップダンスをふんだんに取り入れたミュージカルです。多勢の男女が舞台いっぱいに、右に左に踊るさまは圧巻でした。ストーリーの中でいくつかのピリオドがあり、そのピリオドに向かって舞台は盛り上がっていきます。そしてそれが終わるごとに万雷の拍手です。中には立ち上がる人もいました。途中休憩をはさんで10時30分までのミュージカルでした。何だかニューヨークだなぁ、アメリカだなぁ、という思いを強くしました。辰馬さんに手配していただいた席は、中央の前から8番目くらいのとても良い位置の席でした。
 劇場を出ると、待っているはずのバスが見つかりません。だんだん人が少なくなっていきます。顔に白いドーランを塗った若い人が6,7人たむろしていて、少し気持ち悪い思いです。そのうち反対側にバスが停まっていることがわかり、移動しバスに乗りました。


 
〜夜景を見る〜
バスはマンハッタン島を南に向かい、ブルックリン・バッテリートンネルを通って、ブルックリンに入りました。静かなブルックリンの夜の街を通って、リバーカフェで降りました。ブルックリン橋のたもとです。右にブルックリン橋の灯が見え、目の前はイースト川を越えてマンハッタン島の夜景がみえます。ニューヨークで一番ロマンティックな場所と評されているというその地にしばらく立っていました。夜の12時ごろです。
 マンハッタン橋を通って帰りました。ホテルに着いたのは12時30分ころです。かくして2日目が終わりました。

夜のマンハッタン島をバックに記念撮影

夜のマンハッタン島とブルックリン橋
マナーズ&コミュニケーション
 佐藤薫子ホームページ
 1 ←第2回へ  第4回へ→ 5 最終回